京商株式会社が発売する1/28の本格派スモールサイズR/C(ラジオコントロールカー)に被せて使用するボディをリリースしています。テーマはデフォルメされたフォーミュラ。現在は80年代後半のフォーミュラシーンをテーマにしていますが、今後は各年代や架空のマシンまで、ラインナップを拡充していく予定です。
走行までに必要なものなど、基本情報はabout MZ FORMULAにまとめられています。
MZフォーミュラは、カッコかわいくデフォルメされたカラーリングの指定のない汎用ボディです。そのため、わりと大らかに自分の大好きな“あの時代”を再現可能! もちろん違う時代の組み合わせや、全くの架空設定も楽しみのひとつ。パーソナルカラーも良いですよね。
そんなデフォルメマシンを操るので、サイドバイサイドでコーナーに飛び込んでもコントロールする余裕を保てる適度なスピードでレースがしたい。そしてできれば1986年のハンガリーGPでネルソン・ピケがアイルトン・セナをオーバーテイクした時のような、“滑りながらもコントロールできる感じ”を狙っているところです。
R/Cの操作感でいうと、1980年代後半のグラスホッパーやホーネットあたりの操作感でしょうか。アクセルターン(静止状態からスロットルを大きく開けてクルッとスピンさせる)が可能なくらいのグリップ感を狙いたいところです。
かつてRC WORLDというラジコン雑誌でイラストコラムを連載していたアラブルカは、R/Cやレースは大好きなものの、あまりR/Cの操縦が得意ではありません。
それでもいつだってレース気分を満喫したい! と思い立って開発したのが“BBBM”という「手のひらの上のサーキット」をコンセプトにしたおもちゃなのですが、そのBBBMを石川氏が協力していた厚木地下道のラジコンイベントに持って行ったところ「京商ミニッツレーサーのショートホイールベースサイズに合うようにできる?」と聞かれたのです。
帰宅早々試しにデザインしてみたら、これがわりとピッタリ合いそうなことがわかり、プロジェクトが走り始めたのです。昔からよくデフォルメマシンのイラストやペーパークラフトを作っていたので、それがR/Cになるのにワクワクしています。
京商株式会社を卒業し、enjoy smile co.(エンジョイスマイルカンパニー)を立ち上げた石川氏は、ミニッツレーサーの生みの親。そしてかつては1/10サイズのR/Cの世界では全日本にも出場した腕前と情熱の持ち主! その石川氏がハンドリングの監修や製造・販売のオペレーションを助けてくださっています。そのためMZフォーミュラは、安心してレーシングスピードも追求できる走行品質に納まっていると思います。目指す世界は「作り手とユーザーが笑顔になれる世界」です。